水中出産
妊婦さんがよく耳にする出産方法の中に
「水中出産」があると思います。
この方法は、麻酔を使わずに陣痛の痛みをやわらげる目的の
いわゆる代替医療による無痛分娩のひとつです。
日本でも、水中出産を希望し、実際にこの方法で
無事に出産をした人は多くいますが、賛否両論あるようです。
水中出産とは、陣痛がピークになってから
人の体温程度(35度~38度)の温水をはった出産用のプールに入り、
その中で出産する方法です。
自宅で出産する場合は浴槽を使うこともあるようです。
水中出産とはいうものの
「医療的な無痛分娩を行いたくない」
「自主性を生かしてより自然な出産を行ないたい」という
アクティブバースのひとつですので、ずっとプールに入っているという決まりはなく、
最終的には自分が快く産むことができる場所や姿勢で出産します。
水の中で赤ちゃんを産むと、赤ちゃんがおぼれてしまうのでは?
と心配される人もいるでしょう。
しかし、赤ちゃんはお腹の中にいるときと同じように、
胎盤を通じて空気を取り入れていますので、水中で生まれた途端、
息ができなくなっておぼれることはありません。
水中出産のメリットとして挙げられるのは、体温程度の温水に入ると
リラックスできること、そして陣痛の痛みをやわらげ、
スムーズに出産ができることであると言われています。
さらに、パートナーも一緒にプールに入り、分娩のサポートを行なう方法を
とっている病院もあり、そこでは夫婦が一緒になって、
赤ちゃんの新しい命の誕生を祝うことができます。
デメリットとしては、陣痛の初期の段階からプールに入ると、
母体の疲労のために陣痛が弱くなってしまうこともあります。
また、水中でのお産は出血量が増加すると言われます。
さらに、きちんと管理された出産専用のプールを使わずに行なったために、
母子の感染が問題になったこともあります。
このように水中分娩ではリスクも少なからず伴います。
お医師さんや助産師さんの説明を十分に聞き、
納得・理解した上で行なってください。
